下肢静脈瘤について

下肢静脈瘤とは?

静脈瘤の外見は多彩で、軽症から重症まで様々な形態をとります。網目状や、クモの巣状に浮き出てきたり、瘤(こぶ)のようにふくらんで蛇行している状態をいいます。血液を正常に運ぶ役割をする静脈弁が何らかの原因で壊れ、血液が逆流して、こぶのように膨らみます。これが下肢静脈瘤という病気です。

当院では女性の日帰り手術割合が多いこともあり、下肢静脈瘤の相談件数も多いです。

下肢静脈瘤は軽度、中等度、重症と大雑把に分けることが出来ます。
一体自分は本当に静脈瘤なのだろうか、どの段階の静脈瘤なのだろうか、手術をしなければならない のだろうか、早く手術をしなければダメなのか、どの様な手術方法があるのか、 手術を回避する手立てはあるのか、などの他、見た目なども気にされる方が多いです。

症状状態によって、「手術不要」を診断する場合も多く、手術が必要な”重症”の方は数人に1人くらいです。
しかし、一般の方が状態を見極めるのは難しく、ご相談者さんには1度来院頂き、診察の上、状態をお話しております。

重症の場合は手術が必要ですが、軽症な場合は任意治療となり、保険が適応できない場合がございます。 当院では保険適応ではない治療は実施しておりません。

お悩みの方も医師の診断で自身の状態を把握できれば、安心されますし、対処の仕方もイメージできます。 気になっていらっしゃる方は、一度ご相談くださいませ。

下肢静脈瘤の発症リスク

日本人の症例割合 9%

出産経験のある女性の症例割合 50%

年齢別では30歳からの発症確率は50%で、それ以上は徐々に確率が上がっていきます。

下肢静脈瘤の原因

遺伝

下肢静脈瘤は遺伝性があり、両親ともに下肢静脈瘤を発症している場合は子供が将来90%の確率で発症すると言われてます。 片親が下肢静脈瘤の場合は約45%の確率で発症します。

仕事

下肢静脈瘤は立ち仕事による足の疲労蓄積が挙げられます。
血液循環がうまくいかずに血行不良・むくみによるものです。
予防としては医療用のストッキングを着用したり、仕事の合間に足をマッサージするなどすることが大切です。

妊娠・肥満

妊娠・肥満により急激に体重が増え、足に負担がかかることで下肢静脈瘤を発症するリスクが高まります。
特に妊娠によりホルモンバランスが乱れるため、ホルモンの影響で静脈が柔らかくなり、弁が壊れれしまう為とも言われています。

治療方法

下肢静脈瘤は”治す事が出来る病気”です!

まず、下肢静脈瘤は”治す事が出来る病気である”ことを知って頂きたいです。多くの人々が、ひどい病状に苦しみながらも諦めています。どこに行ったらいいのか、何科を受診したらいいのか分からず、困っている人は是非受診してください。典型的でない、多彩な外見を示すこともあり”治らない、年のせい、命に別状ないので放置しておいて良い”などと説明を受けることも多いようですが、治療経験が豊富な専門医はきちんと対応します。男女を問わず、また何歳でも、一日も早く治療して、苦痛から解放されるよう願っています。

治療法には、「弾力ストッキング」、「硬化療法(注射)」、「手術」があります。

弾力ストッキング

弾力ストッキングは最も手軽な治療法で、医療用のストッキングを履いて下肢を圧迫し、静脈が瘤(こぶ)のように腫れなくする方法で、静脈血の欝滞(うったい)が防げるため「だるい、重い」などの症状が軽くなります。 また、立ち仕事の人などが履くと静脈瘤の予防効果もあります。しかし、出来てしまった静脈瘤が治ることはありません。

硬化療法(注射)

皮下の浅いところに出来た径1mm以下のクモの巣状、網目状静脈瘤には、極細の針で薬を注入して治す硬化(注射)療法を行います。

手術

逆流防止弁が壊れた太い静脈瘤には、いたんだ血管を取り除いてしまうストリッピング手術が最適な治療法です。最近では、我が国でもレーザー治療が始められましたが、これは静脈の内腔にレーザーを照射し、静脈を塞いでしまう方法です。局所麻酔で行う場合は、手術後すぐ歩くことが出来、家事などの軽作業も可能です。

網目状・クモの巣状の静脈瘤に関しては(血管に沿った痛みがなければ)手術の必要はありません。
下肢静脈瘤の治療時間は20分から1時間かからないくらいと想定ください。

詳しいご質問はQ&Aをご覧になってからご連絡されると良いかと思います。
リンク先:http://www.murata-higaerigeka.com/faq.html

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